週刊ヤングジャンプ連載漫画「キングダム」最新650話のネタバレ確定速報です!
呂不韋に反乱の恐れがあり警戒していた王宮。
大王・嬴政(えいせい)はみずから呂不韋の本心を確認するために河南へと向かいました。
その後届いた”呂不韋服毒自殺”の一報で秦国に大激震が走ります!
実は偽装工作だったわけですが、直前に見せたまるで親子の対話のようなシーンから訃報にショックをうける嬴政に思わず切なくなりましたね。
さて、秦軍は依然として趙国の王都・邯鄲攻めを続けています。
最前線の飛信隊の近況が分かりましたよ!
さらに王都・咸陽では衝撃の策が昌平君から進言されます。
それは昌平君にこれから起こる事への布石?
キングダム650話ネタバレ考察です!
キングダム650話ネタバレ考察
今週のキングダム急展開でいいぞ pic.twitter.com/Ibtn4xdmPt
— 生物のレポートと数A課題19日まで (@9999___66) August 6, 2020
呂不韋の衝撃で忘れかけていましたが、肝心の李信たちは邯鄲攻めに出陣したようです!
ところが思った以上に守りが厚い王都軍。
防衛線はあの扈輒(こちょう)が守り、なかなか突破させてくれない様子。
そんな時、秦国の軍総司令である昌平君(しょうへいくん)からある妙案が提示されます。
それは王宮内をも動揺させるのですが、一体どんな策なのでしょうか?
649話あらすじを振り返ってみましょう!
前話「条件次第」あらすじ
今週のキングダム🔥
久しぶりのキングダムや⚔️
魏国が絡んできたねぇ!
呉鳳明気合い入ってるね💥
秦の条件強い(笑) pic.twitter.com/KR7ca8OWqB— ミルティ (@miltino_) August 6, 2020
対趙最前線の飛信隊。
立ちはだかるのは王都軍です。
李信みずから奮闘するも、その数もレベルも想像以上で攻めあぐねてしまっている様子。
秦軍は軍総司令の昌平君の元、桓騎(かんき)や楊端和(ようたんわ)が軍を率いて趙軍の大防衛線の突破を試みます。
ところが戦況はどこも苦戦。
飛信隊本陣では軍師・河了貂(かりょうてん)もお手上げ状態です。
国内の兵は出払っていて援軍は無理、他の拠点から兵をまわしてもらうと今度はその拠点が危うくなるから無理…
最終手段である対魏軍はすでに限界近くまで援軍に来てもらっていて、これ以上薄くするとせっかく去年勝ち取った”鄴”さえ奪われかねないという状況。
貂は先生(昌平君)が今大きな手を考えているはず、として咸陽本営からの指示を待ちます。
昌平君の策
秦国王都・咸陽では昌平君の策に文官たちが驚愕していました。
秦は趙と魏に挟まれた場所に位置しています。
そのため、どうしても魏をけん制しながらの趙攻めになっている事が問題とみた昌平君は言います。
「今すぐ魏国と同盟を結ぶべきだ!」
背後からの魏の脅威を取り除く事さえできれば、兵力を対趙前線に送る事ができると考えたんです。
ところが”六国制覇”を目指すなかでの”同盟”はまさに逆行するようなもの。
文官たちは理解できません。
そんななか嬴政が言います。
「今この時、魏が同盟を受けると思うか。」
「趙を滅ぼした”次は”魏だ。それは魏も重々承知のはず。」
これに対し昌平君は「条件次第かと。」と答えます。
同盟の条件
魏国王都・大梁では”火龍”呉鳳明(ごほうめい)大将軍が前線から急きょ帰還。
魏王・景湣(けいびん)は宰相・月華広(げっかこう)、軍師・玻璃(はり)と共に呉鳳明を迎えます。
呼び戻した理由はもちろん「秦国からの同盟の持ちかけ」です。
期間は三年。
呉鳳明は「否。使者の首をはねて送り返してやれ。」と即答します。
軍師・玻璃はそうですよねと言いながらも、ただその条件が面白いせいで朝廷だけでは判断がつかず呉鳳明を呼び出したといういきさつを話します。
秦の出した条件とは、”什虎城”を魏に与えるというもの。
什虎は魏・楚・韓・秦四か国の国境地帯で最大にして不落の要地。
それを共闘して攻め落としたあとそのままくれるというのです。
ところが呉鳳明は表情を変えません。
なぜなら、そもそも什虎は楚国の城だからです。
つまり秦の条件とはこうです。
三年同盟の対価として、秦・魏で共闘して什虎城を攻め落とし
そのまま城を魏に渡す。
魏国中枢でこの秦国からの”条件”にどう対応するか、呉鳳明に注目が集まります!
キングダム650話ネタバレ確定速報!秦魏の三年同盟で什虎城攻め決定!
趙の攻略という目的のために魏との同盟を模索した昌平君。ただ趙が滅ぼされればその後は魏が攻められることが分かっている中で、魏が簡単に首を縦に振るはずはありません。ただここで昌平君は楚の城を渡すという条件を魏に提示します。さてこれを魏は受けるのかどうかが気になりますね。#キングダム pic.twitter.com/5gzXSu3bm8
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ついに新生飛信隊の出陣です!
が、いたるところで苦戦している様子。
さすが”邯鄲の守護者・扈輒”ですね。
他の軍も防衛線を抜けずにいるという事ですので、その守りは相当厚いのでしょう。
そしてそんなこう着状態を破るべく昌平君が動くはずと予想した河了貂。
その策は秦国文官たちもびっくりの”秦魏三年同盟”でした!
什虎とは
文字通り魏・楚・韓・秦の四か国にとって最重要地である什虎。
当然魏のみで攻め落とせるような城ではありません。
手に入るのであれば、魏にとってこの上なくいい条件である事は間違いないんです。
ただ秦は六国すべてを統一しようと戦を起こしているわけですから、自国が攻められる事も分かっています。
そんな国と同盟を組んでわざわざ協力するとなると悩むのも当然ですね。
自らの首をしめるようなものですし…
秦魏同盟は結ばれる?
重要拠点を一緒に攻め落とし、差し出す…
普通に考えれば後々秦にとって不利になるのになぜ?
それほどに今は趙が攻め時であって、魏に兵力を割いている場合ではないという事でウラはないのでしょうか?
と、おそらく呉鳳明も同じように勘ぐっているはず。
このあと秦が邯鄲を攻略する、という流れ(になるはず)を考えると予告されていた”秦×魏×楚の三つ巴戦”はこの秦魏三年同盟の事だったと考えられますね。
しかし昌平君の策は想像の斜め上と言うか、恐ろしさすら感じます。
元々呂不韋の元にいた彼が、呂不韋の死後(本当は生きていますが)これまで以上の才覚を発揮する流れが魅せますね!
昌平君には今どんな未来が見えているのでしょうね。
合従と連衡
キングダムの舞台となっている戦国時代。
戦国七雄のなかで強大になりつつあった秦に対して、周辺六ヶ国(韓・魏・趙・燕・楚・斉)は当初お互いに協力して秦に立ち向かおうとしました。(合従軍)
これに対し、秦は個別に同盟を持ちかける事で六国の関係の分断を試みたんです。
この合従から離脱させ秦と同盟を結ぶ事を連衡(れんこう)と言いました。
”戦国縦横家書”にはこの秦と魏の連衡の事が記されています。
実際にこの提案をしたのは昌平君ではなかったようですが、魏との連衡は一旦成功した事になっています。
ところが楚の宰相・李園からこんな手紙が届きます。
かつて秦のある将軍が趙と共に燕を攻めて2城落とした。
燕からは秦の呂不韋に対して10城を賄賂として贈ったところ、心変わりした秦は趙を攻め出した。 さらにはじめ燕を攻めた将軍は責任をとらされ殺された。 楚を攻めると言うなら私は秦に賄賂を贈って、あなたをその将軍の二の舞にさせる。 |
つまり、「楚を攻めるのなら、秦に賄賂を贈る事であなたが楚攻めの責任追及をされるよう仕向けますよ」と言う脅迫ですね。
この事実がキングダムでも描かれるとして、脅迫に昌平君が屈するかは分かりません。
ただ今後の昌平君に大きく関わる出来事がこの”秦魏の連衡”だと言えそうです。
昌平君は秦を去る?
そして最近は昌平君と楚の関係についてあまりにも闇が深いと知ってしまったのでうわっもう触れて来るのか…と冷や汗が出ます
蒙武が描かれてるのもそういう事に触れるって意味なんだろうし自分の故郷を攻める決断…
この鉄のように硬い表情の奥底にどんな感情が渦巻いてるんだろう昌平君#キングダム pic.twitter.com/TYkcvhia0h— KUREO (@kureo900) August 6, 2020
実は楚国の公子という出自をもつ昌平君。
この後昌平君が嬴政との意見の相違から罷免され、楚の民を鎮める名目で公子として送られたのち楚王になる…
史実ではそうなっているんです。
・呂不韋から嬴政への「あなたは優しすぎる」発言
・昌平君の秦魏同盟を組んで楚の城攻略の進言
いずれ嬴政を裏切る事になるという視点で見るとこの「楚を攻めるための今すぐ魏と同盟を結ぶべき」という発言、ますます恐ろしくないですか?
例えば李園からの脅迫で国の方針を変えてしまったとか、判断を誤った事から嬴政の怒りを買った…
逆に応じなかった事で判断を誤ったとされる結果になってしまった…
そんな展開もあるかもしれませんね。
飛信隊の活躍は
読者としては飛信隊の活躍が恋しくなってきましたね!
一万五千人規模の軍となってからはようやくの初陣。
ところがいつもの破竹の勢いが見られるのはもう少し先でしょうか?
一旦趙との戦いをこう着状態のままにしておいて、一時的に全勢力を向けるべく対楚戦にまわる可能性もあるかも?
趙中枢
郭開(かくかい)がそろそろ趙王・遷(せん)に李牧の再登用を進言するかもしれませんね。
防衛線を固めているとは言え、守り一方ではいずれ負けてしまいます。
”手腕をふるっている”と国内で評判の様子の郭開ですが、実はその策はすべて獄中の李牧が進言したもの。
遷が新王になった以上、趙の滅亡は目前です。
そして見逃せないのが”遷が愚王だった”事より”郭開のせいで趙は滅亡した”という情報ばかりだという事。
実権は郭開が握っていたからなのでしょうね。
前王・悼襄王(とうじょうおう)の死の真相についてはいまだ明かされていませんが、邯鄲を攻めきれずにいた秦軍から郭開が賄賂を受け取った事は有名な話。
それが趙を滅亡へと導く事になるんです。
650話では趙の近況として、郭開が賄賂を受け取るシーンはまだでも李牧復帰進言がありそうです。
まとめ
私の脳なのでさっきから媧燐様の件ばかり気にしてるけどキーパーソン項燕がようやくちゃんと登場するかもしれないというのも気になる
『昌平君と楚国』のターンがいよいよ始まるのかと思うと武者震いがして来ます
また合併号で長いけど読み返しながら待ってます
はあ扉絵…かっこよ…#キングダム pic.twitter.com/gxs0aBNqqJ
— KUREO (@kureo900) August 6, 2020
キングダム最新話650話のネタバレ考察でした!
昌平君の策によって、秦国はまた大きく動きそうです。
650話ではまず気になるのが魏の呉鳳明の返答。
この後の流れを考えると、一旦この秦魏三年同盟は結ばれる事となるのでしょう。
そして楚を攻める事になるわけですが…
気になるのが昌平君の今後ですね。
650話
・呉鳳明の返答と魏の方針
・秦魏の同盟
・李牧復帰
この辺りが650話のポイントとなるのではないでしょうか。
昌平君の言動にも注目して行きたいですね!
次回のキングダムが気になる方はこちらのキングダムネタバレ651話をチェック!